
社会福祉法人 ありのまま舎
ありのまま舎とは
1975年(昭和50年)、仙台市郊外にある当時の国立療養所西多賀病院(現:独立行政法人国立病院機構西多賀病院)に入院する、進行性筋ジストロフィーの山田寛之・秀人・富也の3兄弟に共感した多くの若者たちによって設立されました。
具体的な活動としては、ありのまま舎の原点である詩集・手記・雑誌などの出版活動、映画製作のほか、「ありのまま生活福祉講座」や「ありのまま自立大賞」などの啓蒙活動を行っています。
また、実際に重度の障害をもつ人や難病の患者が自らの生き方を全うでき、最後まで安心して生活できる場としての「自立ホーム」と「重度障害者・難病ホスピス」を建設し運営しています。そこには合わせて約70名の方々が暮らしています。全て個室という中で、それぞれの生活空間において、自己実現にむけた取り組みがなされています。
いかに重度の障害があっても、いかに重症の難病であっても潜在的な能力、人として生きた思いや証しを残せるような活動をこれからも続けてまいります。


自立(小林晃一作)
太白ありのまま舎の玄関で、まるで太白ありのまま舎を守るように立っています。支え合うものと、ひとり立つものと自立の姿を象徴しています。
自立のあり方は様々です。そんな思いも込められています。

新たなる生命(小林晃一作)
太白ありのまま舎1階中庭に建立されています。
雲海の上に生命をイメージした卵がおかれ、下界を覆うように立っています。天に召された生命が、再び地上に舞い降りようとしているのかもしれません。

支えられる道(小林晃一作)
太白ありのまま舎の1階中庭に、三つの道が交わるように横たわっています。多くの様々な人々に支えられているありのまま舎を象徴すると共に、いろんな人生が多くの人々によって支えられていることも感じ取って頂けるでしょう。

ふくろう兄弟(寄贈)
自立ホームの中庭に寄り添うように立つ、三体のふくろう。自立ホームの協力者が亡くなられた時に、ご遺族から贈られました。
西洋では森の賢者、日本では「不苦労」とか福がこもる「福籠」。あるいは豊かに老いる「福老」などと言われ、縁起物とされています。

遼遼(小林晃一作)
自立ホーム玄関前で、お出でくださる人々を出迎える、この彫刻は地軸と平行にその傾きを保っている。「山」という字にも見え、三つ山と共に山田三兄弟の象徴と見ることもできます。
その名が示すように、はるか遠くに向かった伸び行く姿でもあります。

内包される形(小林晃一作)
太白ありのまま舎のホールに隣接している中庭にあります。
内包され守られている大理石が、いずれその姿を現すことでしょう。育まれる生命の予感と、自然界に覆われた神秘が重なり合います。
Garally
~法人内に設置してあるモニュメントです。お越しの際は、ぜひお立ち寄りください~
飛行船(小林晃一作)
空に浮かんだ飛行船は、まるで風と戯れるように空を悠々と舞う。それは、病院や家に閉じ込められた筋ジストロフィー患者にとって、自由の象徴でした。
ありのまま舎の自立ホームの屋根にそびえる飛行船は、そんな思いの表れと言えます。
